(*^ω^*) 魂が震えることってありますよね、っていう話です。
コンチワっす、はりゆうです。
連休初日にして さっそく寝坊助モードです(汗)。朝ンポでは既にお日様が顔を出しておりました。
足が痛くて走れてないのですが、最近あった出来事が鮮烈だったのでちょっと長くなってしまいました。
以下、お付き合い下されば幸いでございます。
その人は中部地方の山間の街で優しい両親に可愛いがられ、ひとりっ子ということもあってか たいそう大切に育てられたそうです。
でも、その人は物心がついた頃から常にある種の違和感のようなものを感じていたとか、、、
それは、自分の 本当の両親は別の人なのではないか?という漠然とした感覚
その人はそんなモヤモヤしたものを振り払うように、一心不乱で武道に精進し、、、進学のため東京の大学へ上京しました。
さすがは東京の大学、いろいろな地方から集まった人たちが近所の其処彼処にいる下宿生活は ひとりっ子だった その人にとって凄く新鮮で楽しかったそうです。
そんな生活の中、部活の先輩でとても気の合う人がいました。育った環境は違うはずなのに、何故だか懐かしく感じたりする感性が同じだったり、、、当然仲良くなったのですが、部活で同じ目標を持って励んだことも手伝ってか その人と先輩は とても強い強い絆で結ばれた感覚を両者とも持っていたそうです。
そんな学生生活を終え、就職して各々の故郷へと戻って暮らし、、、その人にも 良縁を得て華燭の典を挙げる日が訪れました。
入籍の準備のために戸籍を取り出したとき、これまで漠然と根拠なく想っていたことが確信となります。
それは自分の出生地が 両親となんの縁も所縁もないところでした。びっくりしたのが、その出世地に記載された住所が自分が何度も書き慣れた場所で、あの大好きな先輩へ手紙を書く住所のすぐ近くっぽいところだったのです。
何か運命のようなモノを感じつつも、先輩に連絡し 自分が知った事実を相談したそうです。
ただ、その人はその時 もし真実を知ったとしても それがどうかなのか? 答えを見いだすことができなかったようでした。もしかしたら一歩踏み込む勇気がなかったのかも知れません。
その人にも子供ができ 子が成長していく過程で忙しく モヤモヤしたものを片隅に抱えて暮らしていたところ、、、
時は過ぎ、ようやく子供にも手が掛からなくなってきた頃、両親が立て続けに体調を崩すことがありました。
実はその人、忙しい生活の傍らやはり長年のモヤモヤを晴らしたくて戸籍などを調べていたらしい、、、
自分の生みの親は、育てられた父親の弟 つまり叔父さんであることを掴んでいました。
育ての両親が体調を崩し弱っている姿を見て、想像していた生みの親も同じような年齢だろうことから 焦りを感じ始めた その人は、意を決して叔父さんに尋ねてみたそうです。
お母さんはどこにいるの?
その人にとっては‘賭’だったのかもしれません。全部妄想かも?と信じたくない自分もいたことでしょう。
でも叔父さんは その一言の質問で、多くは語らずにある地名と名前を言いました。。。
やっぱり!その地名は戸籍で知った、あの大好きな先輩の故郷の近くでした。
先輩へ連絡を取って近況報告をしたあと、叔父さんに思い切って聞いたことを伝えました。これまでも自分の生い立ちについて相談していた先輩であったからこそ、今回のこともスムーズに伝えられたのだと思います。
先輩はさっそく地元のネットワークを活用して その人の叔父さんが言った地名にその名前の人がいるか?探すことにしました。
しかしながら、先輩もそんな数少ない情報で見つけられるだろうか?と半信半疑だったのですが、、、
先輩の両親の行動力は凄まじく!
割とあっさり見つけてしまいました。
しかし、そこは その人の実の母親(A子さん)宅ではなく、A子さんの実家でした。
戸口で対応してくれたA子さんの義姉さんは、A子さんの名を口にすると、立ち話もなんだからと、、、家の中へ招き入れ 知っていることを先輩の両親に話してくれ写真まで見せてくれたそうです。そのあとA子さんに連絡を取ってくれ、無事にA子さんを確認することができたと先輩に報告がありました。
そして先輩がA子さんに電話し、これまで相談を受けて知ったことや先輩が知っていることを全てA子さんに伝えたうえで、この話を後輩であるその人へしていいか?直球で確認したところ、ふたつ返事でお願いしますとの返答が帰ってきたそうです。
その人とA子さんの時計の針が動き出した瞬間だったのではないでしょうか。近々会う約束をしたそうです。
まるでドラマのような世界ですが、ホントにあった話です。
ワタクシ、この話に1ミリも登場はしておりませんが(汗)。
この話を聞いて
DNAが語りかけるのか?実の親子にある見えない結び付きを感じ、、、ワタクシの弟がオヤジと20年以上の歳月を経て再会したときのことを思い出しました。
おしまい