ハセツネCUPの舞台裏【漆黒の日の出山編】
コンチワっす、はりゆうです。
またこうして毎朝送ってもらえて嬉しい😊です。
犬 犬 大 犬 犬 太
ハセツネCUP ボランティアで担当するのは2箇所
コース上のまず最初についた位置はスタートして3.5kmほどのスグの場所。すべての選手たちが通り過ぎるのもあっという間です。これで片付けして終わりだったらどれ程楽なんだか。。。
えーそうです。これで終わりには’とうぜん’させてくれません(汗).
今度はゴール前へと急いで移動しなければならないのです。
予定ではこうなっています。
目論見よりもスイーパーさん(最後尾を確認する人)が到着したのは15分程遅かったのですが、おおむね予定通りな感じで進行していました。
リーダーからは、前回にもこの2箇所を担当した時の話を聞いたのですが、
そのときはトラブル続きで夕方からの配置へ到着したのが随分遅くなった。
と聞いておりました。
なので、慌てなくても次の配置先の重要度は低いものだという認識でいました。
(朝からその場所のみ担当の大部隊が配置されており、我々はその応援要員的な位置づけ)
生真面目な班員さんが
「バスの出発時刻まであんまり時間ないですね」
と、ちょっと時間を気にし始めていたので
リーダーから聞いていたこともあり
「まぁ、そんな焦らなくても大丈夫らしいですよ」と答え、足の悪いリーダーにも焦らせることがないように、
「ワタクシは晩飯と朝ご飯さえ 先ほどのいなげやさんで購入できればあとは用意バッチリです!ゼ」って、
場を和ませようと言ってみたところ
生真面目な班員さんには何か気に入らないみたいで
「食事を用意しておくことは事前に知らされていたんだから、それでバスに間に合わないなんてダメですよ!」と怒り始めました…(汗)
ただでなくてもリーダーは歩くのが遅いんだから プンスカプンスカ
ヾ(。`Д´。)ノ
(-"-;) ぁん?
あまりにウザいので二人を残して先に走って本部へ戻ることにしました。
よくよく考えたら、
本部への連絡もすべてワタクシのスマホからさせ、自分は言うばっかり…。
通信代のコトを云々いう気はないですが、せめて充電する時間ぐらい心配してもいいんじゃね?
なんて考えていたらモヤモヤしました。
結果的には、無事に食料も調達でき、、、出発時刻も待つぐらいユッタリでしたが。
16:00に本部を出発。
上養沢へと送ってもらい、そこから登山道にて徒歩で東雲山荘を目指します。
(ちなみに、この車中でもコンビニに寄りましょうか?等と車で送ってくれる本部の方も配置までの時間を焦る風ではまったくありませんでした)
第二配置場所の近い3班合同9名で山登り。女性も交じって華やかな雰囲気となりました。
お話しを聞くと、登山を専門としている いわゆる山ガール達でトレランは走ったことがないんだとか。
トレランしないような人でも このような大会のお手伝いをするんだと感心させられました。
ただ、今回ボランティアに参加してみてトレランへの興味が少し湧いたらしく、前までは考えたことはなかったけど今はちょっと走ってみたいかな って気持ちになったそうです。
ちなみに、山岳部に所属しているらしいのですが、山屋と言われるような専門的なヒトのなかには、トレラン=チャラい っていう感覚が根強いらしく、そういう感覚をお持ちの先輩の目が気になる って、、、
これまたワタクシにとっては新鮮な話を聞かせてもらいました。
ヘェ? (;゚⊿゚)ノ ソウナンダ?
途中ですっかり日が暮れ…
ナイトハイクは非日常感が漂い不思議な感じ。
そんな状態でお喋りしていたら、まぁ何と言いますか、
楽しいですよ。
楽しかったです。
あっという間に御嶽神社の鳥居まで上がってきました。
ここまできたらもう少し、リーダーを励ましながら配置先のベース場所となる東雲山荘に到着しました。
荷物を置いて、まずは日の出山山頂へ行ってみました。
空気が澄んでいて、きれいに夜景が見渡せました。
明日もイイ天気だな~
そうそう、この初日の天気ですが台風が連れてきた熱気のおかげで10月とは思えない30℃超えの真夏日(汗)。
過酷なレースになるだろうと思っておりましたが、この時間帯にはスタッフ連絡で流れてくる情報は異常なまでのリタイヤ者の数でした。
( ゜o゜!)エェッ
配置場所を確認。トップ選手の通過前に間に合いました。
休憩場所となる東雲山荘へは5分とかからない位置でしたので、配備されたテントは不要だと、リーダーが前年までの経験をもとに言うのですが、その荷物を持たされたからなのか?なぜか?は分かりませんが、生真面目な班員さんはテントを設置すると主張してひきません。
ワタクシはもとよりリーダーも、テントなんて組み立てたことないしヤリ方が分かりません。ここは主張した本人がとうぜん組み立てるものだろう…
と見守っていると、
袋から出すだけ出して、説明書をライトで照らしておくので読んで組み立てて下さい!
と、こちらに丸投げしてきました。
∑('◇'*)エェッ!?
いま、あらためて文章におこしていると驚きのコトをいろいろ言われているな って思うのですが、そのときは何故か?それほど疑問を感じることもなく、へいへいと言われるままに組み立てていました。(汗)
せっかく組み立てたので、誘導するべき道へスムーズに流れるように間違ってしまう直線上の道を塞ぐように設置しました。
(明るくなってから設置状況を撮っておきました)
ただ、この道、、、
本線と平行して200mぐらい?でまた合流する道で、べつにどっちを通ってもよくね??っていう甚だ難解なお仕事で、、、
つまり、居てもいなくても 大勢に影響がない(汗)
。゚(*゚´Д)ノ。゚ヽ( )ノ゚。ヽ(Д`゚*)ノ゚。。゚ヽ(*゚´Д`゚)ノ゚。ゥェエエエエェ
なんてコトは、気にしないようにしました。
ここまでの山登りでリーダーの体力が著しく消耗していたので、さっそくリーダーから休憩してもらうことにしました。
リーダー ⇒ 生真面目 ⇒ ワタクシ の順で
だいたい2時間ぐらいの休憩をローテーションすることに。
配置について1時間ほどしたPM8時過ぎにTOPの選手が通過していきました。
下り坂ってこともあるのですが、とにかく速い!!
ここまで60km以上走ってきた人とは思えない(驚)
10分程して、2位の選手も通過していきました。
3位の選手が通過するまで少し時間が開きそうだったので、この隙に山荘の置いた荷物から食事をとりに戻りました。
3位の選手が日の出山に登り始めたと聞こえたので急いで配置場所へ戻ると、
生真面目な班員さんが3位の選手がこない!と慌てていました。
コースを逆走し、日の出山の頂上まで行くと、頂上班は
え?
3位の選手が降りてこないって?
と、不思議顔でした。
よくよく事情を聞いてみると
頂上を通過した後、見えなくなってから選手の声が「これどっち?」って聞こえたので左に折れる階段が分かりづらいとおもったスタッフが左に曲がる階段です。と答えたそうでした。
(たしかに降り口の階段の幅にくらべて突き当たって曲がる幅は極端に狭く、上から見ると行き止まりに見える)
でも、その僅か3mほど手前は踊り場となっており、じっさいに左へ行くとまったく違う方へ行けてしまう。。。
ただ、いくら速いと言っても1,2分前のことなのでそんなに遠くには行っていないハズ、と
必死に大声で何度もその選手の名前を叫びました!
「O原さん~!間違ってますよぉ~!」
つい、聞かれたことに応えてしまった女性スタッフは今にも泣き出しそうな感じで…
暗闇のなか一人で探しに行く!
と、心配顔をしてオロオロしています。
この持ち場のベテランリーダーさんは女性スタッフを落ち着かせようと、
選手は地図が頭に入っている(または現物を持っている)はずだから間違いには気付くはずだ、と。女性スタッフへ言葉をかけておりました。
後続の選手が同じ間違いをしないよう、そのリーダーはこのやりとりの前に別の位置に取り付けていた赤色灯を外してこちらへ盛り替える処置をとっていました。
できるリーダーは違うなぁって感心してしまいました。
あ、べつに、
我が班のリーダーをディスっている訳ではないですよ(汗)
そんな騒動も知らない、我が班のリーダー
9時ごろノソノソと起き出した感じで、交代にやってきましたw
9:30ぐらいには女子のTOP選手も通過
黄色いライトが やわらかい感じがして、いかにも女性的に思えました。
(たぶん可愛らしいっていう印象が先行したものだと思います)
もうすっかりファンです。(*♥ω♥*)
で、リーダーの付けているヘッドライトなんですが、光量が異常に強く
すんごい眩しい(+_+).
まっすぐ坂を下ってくるぶんには気が付かない脇道を、リーダーがキョロキョロするので照らしてしまう!
選手が通過中ぐらいはジッとしとけ!ってやんわり言うのですが、、、
リーダーは
ここはね~ほんとによく道を間違えるんだよね~
前回は、腕を引っ張ってコッチだって連れ戻そうとしても違ってるほうへ行きたがるんだよ。で、過去も間違ったことのある選手が多いもんだから、きっとそういう選手にはトラウマになってるんだな。って「我が意を得たり」という表情。
でも、リーダーが休憩中 間違いそうになった選手は一人もいなかったし、今回はテントを設置しているので おそらく間違える人はいないだろうとおもってました。
ワタクシの休憩を挟んだ後、夜明け間に再びリーダーとの時間帯において
リーダー曰く、この時間帯から眠気とかで意識がボーっとして道を間違える人が増える!と警戒を強めるよう促されます。
ですが、やはりこれまでも間違う人などいません。(たぶん今回は大丈夫!って確信がありました)
そんな感じのワタクシの気の緩みを悟ったのか、これまでフラフラしてコース誘導は任せていたリーダーが、俺がヤル!って感じで前のめりになってきました。
っと、ところが、
少し広くなったポイントから傾斜に向かう矢印のルート取りをする選手が大半なのですが、
この、ふくらむ感じが、リーダーには間違った方の道へと進むように見えるらしく、、、
違う!違う!
と、大慌てで大声をだすもんだから、選手はびっくりして!
え? どこが正解なの??
と困惑させまくる結果にε=(‐ω‐;;)
どうやら、一番トラウマにかかっているのはリーダーのようでした…(汗)。
つづく